NAOCO 松原
海外に憧れ抱き、２０代で世界を旅する中、縁あって米国フロリダ州マイアミで３０代の約７年間を過ごすことになる。そこで見たもの ー資本主義経済の渦巻く世界。オリエンタルな雰囲気の「日本風グッズ」は人気で、欧米の生活文化の中に溶け込んでいた。しかし、大量生産の画一的な商品がセレクトショップに並んでいるのを見て、日本人が「手」で作る伝統工芸品、日本独自のアートをもっと知ってもらえないかと思うようになる。帰国後、語学を活かし公の場で県内に住む外国人の生活サポートや通訳、また観光施設等でワークショップのアテンド通訳を経験する。その間、山口県立大学でアート・マネジメントについて研究をし、２０１２年、国際文化学研究科修士課程を修了。
現在は、「職人が手で創造するアートの世界」や「日本人が古来から大切にしてきた美学」を多くの人に知ってもらいたいという想いから、刀匠・湯川夜叉が創る、美術刀剣を歴史的建物で手に取り鑑賞できる「日本刀鑑賞会」、日本刀の製作場所である「日本刀鍛錬所」の見学ツアーの企画・運営を行っている。また、オリジナルブランド「YASHA YUKAWA」の立ち上げにクリエイティブコーディネーターとして参加している。
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